朝晩はひんやり、昼はまだ汗ばむ。
この気温差と乾燥でインナードライ(内側は乾くのに表面はテカる)が進みやすいのが秋。
しかも自律神経の揺らぎで血流が落ちると、肌の回復力までダウンします。
今日は“自律神経×血流×スキンケア”の3方向から、秋のインナードライを整える方法をご紹介します。
インナードライ肌とは?秋に悪化しやすい理由(基礎)

インナードライ=「水分不足×皮脂過多」のアンバランス
角層の水分が不足しつつ、表面はテカる状態。
こすり洗い・高洗浄・長時間の熱刺激(熱い湯・ドライヤー)が拍車をかけます。
秋は「乾燥+寒暖差+自律神経の揺らぎ」で進行
湿度低下と気温差でバリア機能が不安定に。
交感神経に偏ると末梢の血流が落ち、肌代謝と回復がダウンしやすくなります。
秋の“インナードライ”を改善する7つの方法

1)洗顔は“低刺激×短時間×ぬるま湯”に切り替える
朝はぬるま湯のみor低刺激。
夜はこすらず泡を置いて流すイメージで。すすぎは30秒目安。
2)保湿は“水分→油分”の二層で密閉(ミルフィーユ)
化粧水→乳液(or クリーム)を重ね、仕上げはハンドプレスで密閉。
日中はミストで追い水分→手の平で軽く押さえる。
3)“首・肩を開く呼吸”で血流を上げる
肩を後ろに回して胸郭を開き、鼻4秒吸って6秒吐く×3セット。
末梢循環が上がるとくすみ・ごわつきが和らぎます。
4)就寝90分前の“減刺激ルーティン”を固定化
照明を落とし通知オフ→ぬるめ入浴→首筋を温める。
自律神経が副交感優位へ切り替わり、夜間の回復力が底上げ。
5)頭皮は“指の腹”でやさしく、最後は中温〜冷風で
爪は立てず面で円を描く。
熱ストレスを避けるため、仕上げは中温→短時間の冷風でクールダウン。
6)タンパク質+必須脂肪酸+ビタミンB群を毎食に
肉・魚・卵・大豆に、青魚やナッツ・亜麻仁油、B群(納豆・豚肉など)。
“材料不足”はインナードライの回復を遅らせます。
7)日中の乾燥&紫外線を“軽装備”で守る
SPFは状況に合わせて。
ミスト+ハンドプレスでメイク上からでも水分補給。
数日で“突っ張り感・テカリ方”のバランスに差が出やすいです。
今日からできる朝夜ルーティン(保存版)

朝:スイッチON
- 起床→太陽光→鼻呼吸(4-6)→常温水。
- ぬるま湯リセット→化粧水→乳液(or クリーム)。
- 日中はミストで追い水分→ハンドプレス。
夜:スイッチOFF
- 照明を落として通知オフ。
- ぬるめ入浴→首筋温め→肩回し。
- 二層保湿+首・側頭部の“やさしい流し”。
ドライヘッドスパで“血流と睡眠”を底上げ

秋こそ“回復ループ”にスイッチを入れる
側頭部・後頭部・後頭下筋群の緊張をほどき、胸が開いて呼吸が深く。
副交感神経に切り替わりやすくなり、睡眠の質が上がると角層の回復も進みます。
施術の流れ

肌状態・乾燥実感・洗顔/保湿・睡眠・生活リズムを確認。
側頭部〜後頭部中心に“面でやさしく”深部のこわばりを解放。
胸郭を開いて巡りを促進、入眠性を高める。
ご自宅向け“二層保湿&減刺激”ルーティンを提案。
※施術範囲はコースにより異なります。
自宅でできるセルフケア

毎日の基本
- 洗いすぎをやめ、ぬるま湯&低刺激へ。
- 化粧水→乳液(or クリーム)の二層保湿。
- 就寝90分前の減刺激固定化。
避けたいNG
- 強い摩擦・熱い湯・長風呂。
- 強圧での頭皮ゴリ押し。
- 寝る直前の無限スクロール。
Q&A

Q1. インナードライと乾燥肌は何が違う?
インナードライは“内側が乾き表面は皮脂過多”。
乾燥肌は“水分も油分も不足”。
対策は二層保湿+減刺激が要。
Q2. どのくらいで効果を実感できる?
洗顔見直しと二層保湿で数日〜1週間。
睡眠の質が上がるとハリ戻りが早まります。
Q3. 朝は乳液だけでもいい?
化粧水で水分→乳液でフタが基本。
忙しい日はオールインワン+乳液でもOK。
Q4. 強いマッサージは効きますか?
刺激過多はバリアを壊し逆効果。
“面でやさしく”が秋の正解です。
Q5. ヘッドスパはどれくらいの頻度?
まずは2〜4週に1回×1〜2ヶ月。
睡眠と保湿の習慣化と併用で安定します。
実際のお客様の声

「洗いすぎをやめて二層保湿に変えたら、突っ張るのにテカる感じが落ち着きました。」(30代・女性)
「ヘッドスパ後は眠りが深く、翌朝の肌がもっちり。ファンデのノリが違います。」(20代・女性)
「強くこする癖をやめて“やさしい流し”に。赤みが出なくなり、乾燥のムラも改善。」(40代・男性)
「夜の通知オフ&首温めを習慣にしたら、カサつきとくすみが和らいできました。」(30代・女性)
まとめ:秋は“保湿×巡り×睡眠”で内側から潤す
こすらない洗顔。
化粧水→乳液(or クリーム)の二層保湿。
就寝前の減刺激と、首・側頭部の“やさしい流し”。
そこにドライヘッドスパで血流と睡眠を整えれば、内側の潤いが積み上がります。
参考リンク:
・インナードライを防ぐ!敏感肌のための秋のお手入れ7ヶ条|SHARECO
・乾燥肌の原因と今すぐできる8つの対策|ユースキン
・秋の乾燥シーズン先取り保湿戦略|Relamour/Relabeaute
・自律神経とは?美容や肌荒れとの関係性|セリバテック
・血流アプローチで美肌へ|POLA
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この記事を書いた人
森田(nidone チーフセラピスト)
森の中のような空間で、心と身体の疲れにそっと寄り添う施術を行っています。
筋膜リリースや頭蓋骨アプローチを取り入れたドライヘッドスパを専門とし、
眼精疲労・不眠・自律神経の乱れなど、慢性的な不調にお悩みの方に向けて、日々施術を担当。
これまでにのべ7,000人以上のお客様を担当し、「記憶がないほど眠れた」「視界がクリアになった」といったお声を多数いただいています。
セラピスト向けの講習会や技術指導にも携わり、確かな経験と理論に基づいた施術を大切にしています。
お客様一人ひとりに合わせたケアを、感覚と知識の両面からご提供しています。
