雨の前に片頭痛が出る人へ。梅雨入り前から始まる気象病の5つの整え方

雨の前に片頭痛が出る人へ。梅雨入り前から始まる気象病の5つの整え方

雨の前になると頭がズキズキする、耳がつまる、何となくだるい——。
そんな不調を、毎年5月から6月にかけて感じる方は少なくありません。
この時期に増えるのが、気圧の変化が引き金となって起こる気象病(きしょうびょう)です。
特に梅雨(つゆ)入り前は気圧の上下動が激しく、片頭痛(へんずつう)や耳鳴り、肩こりが連動して悪化しがちです。
そこで本稿では、気象病が起こる仕組みと、雨の日の頭痛をやわらげる5つの整え方をご紹介します。
ご自宅でのセルフケアから、ドライヘッドスパによる本格的なリセット方法まで、無理なく取り入れやすい順にまとめました。

気象病とは(基礎)


気象病の基礎イメージ

気象病という言葉の意味

気象病とは、気圧・気温・湿度などの変化によって体や心に出る不調の総称です。
代表的な症状は頭痛、めまい、首や肩のこり、耳鳴り、倦怠感(けんたいかん)など。
特に5月から6月の梅雨入り前後は、低気圧と高気圧が交互に通過します。
そのため自律神経(じりつしんけい)が連日揺さぶられ、不調を訴える方が一気に増えていきます。

「天気痛」との違い

「天気痛」は、気象病の中でも痛みに特化した呼び方として使われます。
つまり頭痛・関節痛・古傷の痛みなど、痛覚に関わるものをまとめて天気痛と呼びます。
一方で気象病は、めまい・倦怠感・気分の落ち込みなど、痛み以外の症状も含む広い概念です。

女性に多いといわれる理由

気象病に悩む方の比率は、男性より女性のほうが多いといわれています。
これは女性ホルモンの周期的な変動と、片頭痛の有病率が女性に高いことが関係しています。
さらに体調を敏感に感じ取る感受性の違いも影響していると考えられます。

雨の前に頭痛が起こる主な原因


気象病が起こる原因イメージ

雨の前に頭痛が起こる背景には、内耳(ないじ)と自律神経の連動があります。
つまり、気圧センサーの役割を担う内耳が、気圧の変化を脳へ伝えるためです。

原因1:内耳が気圧変化を感知する

内耳の中にある前庭神経(ぜんていしんけい)は、もともと体のバランスを取る役割を持ちます。
ただし近年の研究では、わずかな気圧の上下も感知していると考えられています。
そのため低気圧が近づくと、内耳が「天候が崩れる」という情報を脳へ送ります。

原因2:自律神経が乱れて血管が拡張する

脳に届いた気圧情報は、自律神経の働きを揺さぶります。
すると交感神経(こうかんしんけい)と副交感神経(ふくこうかんしんけい)のバランスが乱れていきます。
さらに脳の血管が拡張すると、周囲の三叉神経(さんさしんけい)が刺激され、ズキズキとした片頭痛が起こります。

原因3:頭部の筋肉がこわばる

気圧の変化に体が緊張すると、首や肩、頭の筋肉までこわばってしまいます。
特に側頭筋(そくとうきん)と後頭部の筋肉は、硬くなりやすい部位です。
そのため重だるい頭痛や首こりが、雨の前後に強く出る方も少なくありません。

気象病をやわらげる5つの整え方


気象病の対処法イメージ

ここからは、雨の前から取り入れたい5つの整え方を順にお伝えします。
無理なく続けやすい順に並べていますので、できるところから試してみてください。

1)天気予報と気圧予報を毎朝チェックする

最初の整え方は、自分の体調と気圧の関係を可視化することです。
天気アプリの「気圧予報」機能を使えば、低気圧が近づくタイミングが分かります。
そのため、頭痛が起こりやすい日には予定を詰め込みすぎない工夫がしやすくなります。

2)耳まわりを温めて血行を促す

気圧変化への過敏な反応を抑えるには、耳まわりの血行を整えることが有効です。
具体的には、蒸しタオルで耳と首の付け根を3〜5分温める方法があります。
また、両耳を上下に軽く引っ張る「耳ストレッチ」も、内耳の循環を促してくれます。

3)首・肩・頭皮の緊張をゆるめる

こわばった筋肉を放置すると、頭痛が長引く原因になります。
そこで、入浴中に側頭部を指の腹で円を描くようにほぐしてみましょう。
さらに、肩甲骨を後ろに大きく回す動きを加えると、首から頭皮までの血流が整います。

4)睡眠リズムと食事の時間を一定に保つ

自律神経は「同じ時刻」が大好きです。
そのため就寝・起床・食事の時間をできるだけ一定にすると、気圧の影響を受けにくくなります。
ただし、平日と休日の差が2時間以上ある方は、まずは30分ずつ寄せていくのが現実的です。

5)ドライヘッドスパで脳と頭皮をリセットする

セルフケアでも追いつかない時は、外部の手をかりるという選択肢があります。
ドライヘッドスパは、頭皮・側頭筋・後頭部を一度にゆるめる施術です。
そのため「気圧で頭が重い日」のリセットに、雨の前日や当日の利用が向いています。

ドライヘッドスパで期待できる変化


ドライヘッドスパで気象病を整えるイメージ

気象病の頭重感は、頭部の筋肉と自律神経の両方が緊張していることが多いです。
そのため、両者を同時にゆるめられるドライヘッドスパは相性のよいケアといえます。

頭部の筋肉をピンポイントでゆるめる

側頭筋・後頭部・首の付け根は、気圧の影響を受けやすい部位です。
nidoneでは筋膜(きんまく)と頭蓋骨(ずがいこつ)の境目を意識した手技を使います。
そのため、自分では届きにくい深い緊張までほぐすことができます。

副交感神経を優位にして眠りを誘う

頭皮を一定のリズムでゆるめていくと、副交感神経が優位になりやすくなります。
つまり「考えすぎて眠れない」「天気で気分が落ちる」といった状態のリセットにつながります。
さらに、施術中に意識が遠のくほど深く眠りに入る方も少なくありません。

ここがポイント:気象病のつらい時期は、雨が近づく前日に予防的にドライヘッドスパを受けるのが理想です。気圧が下がる前に頭部の緊張を取っておくと、症状の波がやわらぎやすくなります。

施術の流れ


施術の流れイメージ
1)カウンセリング
その日の頭痛・耳鳴り・睡眠状態をうかがい、強さを調整します。
2)首・肩のリリース
頭につながる首と肩のこわばりを先にゆるめ、頭部への血流を整えます。
3)頭皮・側頭筋ケア
気圧の影響を受けやすい側頭部と後頭部を、筋膜(きんまく)の層からほぐします。
4)仕上げ
呼吸が深まる位置で静止し、副交感神経が優位な状態でお見送りします。

※施術範囲・時間はコースにより異なります。

自宅でできるセルフケア


気象病のセルフケアイメージ

施術と施術の間は、ご自宅でできるセルフケアで状態を保つのが理想です。
特に雨が近づきそうな日は、早めの対策が頭痛の強さを左右します。

朝:耳ストレッチで気圧センサーを準備運動

起床直後は、内耳と自律神経が切り替わりにくい時間帯です。
そこで、両耳を上下にやさしく引っ張る「耳ストレッチ」を3回ずつ行いましょう。
さらに、耳の後ろにある完骨(かんこつ)のツボを30秒押すのも効果的です。

日中:こまめに頭皮と首をゆるめる

デスクワーク中は、首と肩がこわばっていることに気づきにくいものです。
そのため1時間に1回、肩を後ろに5回まわすルーティンを取り入れてください。
加えて、両手で側頭部をやさしく押し当てる「頭皮ホールド」もおすすめです。

夜:温めとストレッチで一日の緊張を流す

就寝前は、首の後ろを蒸しタオルで温める時間をつくりましょう。
首が温まると、副交感神経が優位になり、入眠がスムーズになりやすいです。
ただし、熱すぎる温度は逆効果になりやすいので、心地よい温度を選んでください。

ここがポイント:完骨や風池(ふうち)・天柱(てんちゅう)のツボは、首と頭の付け根に集中しています。そのため一度にまとめてケアできるのも、雨の日にぴったりの理由です。

よくあるご質問


気象病に関するQ&Aイメージ

Q1. 気象病はどのくらい続きますか?

症状の長さには個人差がありますが、多くは気圧が安定すると徐々におさまります。
ただし、片頭痛が3日以上続く場合や日常生活に支障が出る場合は、医療機関への相談をおすすめします。

Q2. 雨の日にドライヘッドスパを受けても大丈夫ですか?

雨の日や前後のご来店も問題ありません。
むしろ、頭が重い日にこそ施術の体感が分かりやすく、気分のリセットにつながりやすいといえます。

Q3. どのくらいの頻度で通うのがおすすめですか?

症状が強い時期は2週間に1回、落ち着いている時期は月1回が目安です。
そのため、梅雨入り前と梅雨明け前後の体調が崩れやすいタイミングに合わせて予約される方も多いです。

Q4. 薬を飲んでいても施術を受けられますか?

頭痛薬や自律神経の薬を服用中の方も、ご来店いただけます。
ただし、当日の体調と服薬状況をカウンセリングでうかがい、施術の強さを調整します。

Q5. 気象病以外の頭痛にも向いていますか?

緊張型の頭痛や、デスクワークによる頭重感のリセットにもご利用いただいています。
ただし、医療行為ではなくリラクゼーションのため、原因の特定は医療機関で行ってください。

実際のお客様の声


気象病に関するお客様の声イメージ
「雨の前日になると頭が痛くなるのですが、施術後は嘘のようにスッキリしました。」(30代・女性)

「耳のあたりがじんわり温かくなって、気圧で詰まっていた感じが軽くなりました。」(40代・女性)

「梅雨の時期になると毎年つらかったのに、月1回通うようになって楽になりました。」(30代・女性)

「施術中に深く眠ってしまい、起きた時には視界がクリアになっていました。」(40代・女性)

まとめ:雨の日も自分らしく過ごすために


気象病による不調は、内耳と自律神経のバランスが乱れることが大きな要因です。
そのため、毎日の生活で「自律神経を一定に保つ」習慣を増やすことが基本になります。
加えて、雨が近い日は耳まわりや首・側頭部を温める一手間で、症状の強さがやわらぎます。
それでもどうしてもつらい時には、ドライヘッドスパで脳と頭皮を一度リセットしてみてください。
nidoneで、雨の日も自分らしく過ごせる感覚をぜひ体験していただけたらと思います。

参考リンク:
天気痛|原因・症状・治し方・予防法(大正健康ナビ/大正製薬)
「頭痛もち」は、気圧の変化による痛みが増幅しやすい!?(大正製薬ナロンシリーズ)
片頭痛|ロキソニン解熱鎮痛薬シリーズ(第一三共ヘルスケア)
気圧の変化による「気象病」とは?/日本気象協会 tenki.jp


気象病の頭痛・耳鳴り・倦怠感に悩んでいる方こそ、ぜひ一度、脳から整えるドライヘッドスパを体験してみてください。
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森田のプロフィール写真

この記事を書いた人
森田(Dry shampoo Spa nidone チーフセラピスト)

森の中のような空間で、心と身体の疲れにそっと寄り添う施術を行っています。
筋膜リリースや頭蓋骨アプローチを取り入れたドライヘッドスパを専門とし、
眼精疲労・不眠・自律神経の乱れなど、慢性的な不調にお悩みの方に向けて、日々施術を担当。
これまでにのべ8,000人以上のお客様を担当し、「記憶がないほど眠れた」「視界がクリアになった」といったお声を多数いただいています。
セラピスト向けの講習会や技術指導にも携わり、確かな経験と理論に基づいた施術を大切にしています。
お客様一人ひとりに合わせたケアを、感覚と知識の両面からご提供しています。

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