クーラーの効いた部屋で過ごしているのに、なぜか身体がだるい。
食欲がわかない、夜もぐっすり眠れた気がしない。
そんな不調が続いているなら、それは『慢性疲労型』の夏バテかもしれません。
実は、夏バテの背景には自律神経(じりつしんけい)の乱れが深く関わっています。
そして、その大きな引き金になっているのが、猛暑の屋外と冷房の効いた室内との温度差です。
このコラムでは、温度差が身体を疲れさせる仕組みと、自律神経を整える5つの習慣をご紹介します。
夏バテとは?だるさが抜けない『慢性疲労型』の正体

夏バテは『暑さ負け』だけではありません
夏バテと聞くと、強い日差しの下で体力を消耗するイメージがあるかもしれません。
しかし、現代の夏バテはむしろ室内で静かに進行するといわれています。
高温多湿の環境に身体が対応しきれず、だるさや食欲不振、頭痛などが現れる状態が夏バテです。
つまり、外で汗をかいた日だけでなく、冷房の中で過ごす日々でも起こり得るのです。
『なんとなく不調』が続くのが特徴
慢性疲労型の夏バテは、倦怠感(けんたいかん)・食欲不振・睡眠の質低下・頭痛などが複合的に現れます。
一つひとつは軽くても、いくつも重なると日常のパフォーマンスが大きく下がってしまいます。
そのため、「気のせいかな」と放置してしまう前に、身体からのサインとして受け止めることが大切です。
夏バテを招く主な原因

原因1:室内外の温度差による自律神経の消耗
自律神経は、交感神経(こうかんしんけい)と副交感神経(ふくこうかんしんけい)の2つで体温や内臓の働きを調整しています。
猛暑の屋外と冷房の効いた室内を行き来すると、身体はそのたびに体温調整を迫られます。
温度差が5℃以上になると自律神経が乱れやすいといわれており、切り替えの連続が続くと調整機能そのものが疲れてしまいます。
その結果、だるさや頭の重さといった不調が現れやすくなるのです。
原因2:発汗による水分・ミネラル不足
夏は気づかないうちに大量の汗をかいています。
水分やミネラルが不足すると、血流が滞りやすくなり、疲労感につながることがあります。
さらに、冷たい飲み物ばかりを摂ると胃腸が冷え、食欲不振に拍車がかかることも少なくありません。
原因3:睡眠の質の低下
熱帯夜が続くと、寝つきが悪くなったり夜中に目が覚めたりしやすくなります。
睡眠は自律神経を回復させる大切な時間です。
ところが、眠りが浅い日が続くと回復が追いつかず、翌日の疲れがさらに積み重なる悪循環に陥りがちです。
自律神経を整える5つの習慣

1)室内外の温度差を5〜6℃以内に保つ
エアコンの設定温度は、外気温との差が開きすぎないよう意識してみてください。
オフィスなど温度を変えられない場所では、カーディガンやひざかけで自衛するのがおすすめです。
例えば、首もとを冷気から守るだけでも、身体への負担は変わってきます。
2)朝日を浴びて体内時計をリセットする
朝起きたらカーテンを開けて、光を取り込みましょう。
朝日を浴びると体内時計が整い、自律神経の切り替えもスムーズになりやすいといわれています。
加えて、朝食をとることで身体が活動モードに入りやすくなります。
3)ぬるめの湯船で副交感神経を優位にする
暑いとシャワーだけで済ませたくなりますが、38〜40℃のぬるめの湯船に10分ほど浸かるのがおすすめです。
身体の深部がゆっくり温まると、リラックスを担う副交感神経が働きやすくなります。
そのため、就寝1〜2時間前の入浴は、眠りの質を支える習慣としても知られています。
4)冷たいものの摂りすぎを控える
冷たい飲み物や麺類が続くと、胃腸が冷えて消化の働きが落ちやすくなります。
ただし、我慢のしすぎもストレスになるため、温かい汁物を一品足すなど小さな工夫から始めてみてください。
身体の内側から冷やさないことが、自律神経への負担を減らすことにつながります。
5)首・頭まわりのこわばりをゆるめる
自律神経の乱れが続くと、首や頭皮は緊張してこわばりやすくなります。
頭まわりの緊張がゆるむと、呼吸が深くなり、リラックスしやすい状態に近づきます。
セルフケアはもちろん、プロの手を借りて定期的にリセットするのも一つの方法です。
ドライヘッドスパで期待できる変化

頭の緊張がゆるむと、休息モードに入りやすくなる
ドライヘッドスパは、オイルや水を使わずに頭皮や首まわりをほぐしていく施術です。
心地よい圧で頭全体をゆっくりほぐしていくと、緊張がふっとゆるみ、深い休息の状態へと導かれていきます。
「気づいたら眠っていた」という方が多いのも、この施術の特徴です。
夏のだるさを抱えた身体にこそ
温度差で消耗した身体は、常に軽い緊張状態が続いているようなものです。
そこで、意識的に『何もしない時間』をつくり、頭からゆるめてあげることが休息の質を左右します。
当店のお客様からも、施術後に「頭が軽くなった」「その夜はぐっすり眠れた」というお声を多くいただいています。
施術の流れ

その日の体調やお疲れの箇所を丁寧にお伺いします。
夏バテ気味の日は遠慮なくお伝えください。
頭への入り口となる首や肩の緊張から、少しずつほぐしていきます。
心地よい圧で頭皮をゆっくりほぐし、深いリラックスへ導きます。
ゆっくりとお目覚めいただき、施術後の変化を一緒に確認します。
※施術範囲はコースにより異なります。
自宅でできるセルフケア

朝:白湯と朝日で1日のスイッチを入れる
起き抜けに常温の水や白湯(さゆ)を一杯飲み、カーテンを開けて朝日を浴びましょう。
冷えた胃腸をいたわりながら、体内時計を整える朝のルーティンになります。
日中:1時間に1回、肩と首を動かす
冷房の中で同じ姿勢が続くと、首や肩はどんどんこわばっていきます。
例えば、肩をすくめてストンと落とす動きを数回くり返すだけでも、緊張がやわらぎやすくなります。
夜:頭頂部をやさしくほぐす
入浴後、指の腹で頭皮をやさしく動かすようにほぐしてみてください。
頭頂部にある百会(ひゃくえ)などのツボを、痛気持ちいい程度にゆっくり押すのもおすすめです。
ただし、強くこすると頭皮を傷めることがあるため、力加減はやさしめを心がけましょう。
夏バテと自律神経に関するQ&A

Q1. 夏バテと熱中症はどう違いますか?
熱中症は高温環境で体温調整が追いつかなくなる急性の状態で、命に関わることもあります。
一方で、夏バテはだるさや食欲不振がじわじわ続く慢性的な不調です。
強いめまいや高熱がある場合は、すぐに涼しい場所で休み、医療機関にご相談ください。
Q2. 冷房は我慢したほうがいいのでしょうか?
無理な我慢は熱中症のリスクを高めるため、おすすめできません。
大切なのは冷房を切ることではなく、外気温との差を開きすぎないことです。
設定温度と服装で、身体への負担を小さくしていきましょう。
Q3. ドライヘッドスパは夏バテのだるさにも向いていますか?
はい、夏のだるさを抱えた方にこそ休息の時間としておすすめしたい施術です。
頭や首の緊張がゆるむと呼吸が深くなり、心身が休息モードに入りやすくなります。
ただし、体調が著しく悪い日は無理をせず、回復を優先してくださいね。
Q4. どのくらいの頻度で通うのがおすすめですか?
お疲れの度合いにもよりますが、2〜4週間に1回のペースで通われる方が多いです。
とくに夏場は疲れが溜まりやすいため、不調が大きくなる前のご利用がおすすめです。
Q5. 施術中に眠ってしまっても大丈夫ですか?
もちろん大丈夫です。むしろ眠ってしまうほど深くリラックスしていただけたら嬉しいです。
当店は『眠り』を大切にしているサロンですので、どうぞ安心してお任せください。
実際のお客様の声

「冷房で身体がだるい日が続いていましたが、施術後は頭がすっきり軽くなりました。」(30代・女性)
「気づいたら眠っていて、記憶がないほどでした。その夜は久しぶりにぐっすり眠れました。」(20代・女性)
「夏になると毎年ぐったりしていましたが、定期的に通うようになって身体が楽に感じます。」(40代・女性)
「仕事の集中力が続かず悩んでいましたが、視界までクリアになった気がして驚きました。」(30代・男性)
まとめ:夏バテは『頭から』整える
夏バテの正体は、猛暑と冷房の温度差がもたらす自律神経の消耗にありました。
だからこそ、温度差を減らす・朝日を浴びる・湯船に浸かるといった小さな習慣が、身体を守る土台になります。
そして、頑張り続けた頭と神経をゆるめてあげる時間も、同じくらい大切です。
なんとなく続くだるさを『夏だから仕方ない』で終わらせず、自分をいたわるきっかけにしてみてください。
nidoneで、頭から軽くなる感覚をぜひ体験してみてください。
参考リンク:
・夏バテ|原因・症状・対策/大正健康ナビ(大正製薬)
・夏バテの原因は、自律神経の乱れ⁉自律神経を整えよう/大正健康ナビ(大正製薬)
・夏バテの原因 症状・疾患ナビ/アリナミン製薬 健康サイト
夏バテのだるさに悩んでいる方こそ、ぜひ一度、脳から整えるドライヘッドスパを体験してみてください。
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この記事を書いた人
森田(Dry shampoo Spa nidone チーフセラピスト)
森の中のような空間で、心と身体の疲れにそっと寄り添う施術を行っています。
筋膜リリースや頭蓋骨アプローチを取り入れたドライヘッドスパを専門とし、
眼精疲労・不眠・自律神経の乱れなど、慢性的な不調にお悩みの方に向けて、日々施術を担当。
これまでにのべ8,000人以上のお客様を担当し、「記憶がないほど眠れた」「視界がクリアになった」といったお声を多数いただいています。
セラピスト向けの講習会や技術指導にも携わり、確かな経験と理論に基づいた施術を大切にしています。
お客様一人ひとりに合わせたケアを、感覚と知識の両面からご提供しています。
