6〜8時間、しっかり眠っているはずなのに、朝起きても疲れが取れない――そんな感覚に心当たりはありませんか。
厚生労働省が公表した最新の睡眠指針「健康づくりのための睡眠ガイド2023」にも、睡眠時間だけでなく質を左右する生活習慣のヒントが示されています。
その質を左右する要因のひとつが、頭皮の緊張と自律神経のバランスです。
今回は、睡眠時間と自律神経の関係、そして頭皮からできる整え方について解説します。
頭皮と自律神経の基礎

自律神経(じりつしんけい)とは何か
自律神経とは、呼吸や体温、血流など生命維持に関わる働きを、意識しないところで調整している神経系です。
日中に活発になる交感神経(こうかんしんけい)と、休息時に優位になる副交感神経(ふくこうかんしんけい)があります。
そして、この二つがシーソーのように切り替わりながら体のバランスを保っています。
しかし、この切り替えがスムーズにいかないと、体は休息モードに入りづらくなります。
そのため、横になっている時間が長くても、脳や体が十分に休まらないという状態が起こりやすくなります。
睡眠中に切り替わる交感神経と副交感神経
睡眠中は本来、副交感神経が優位になり、心拍数や血圧が落ち着いていきます。
つまり、寝つきの良さや眠りの深さは、この自律神経の切り替えがどれだけスムーズかに左右されるといえます。
加えて、日中の過ごし方も夜の切り替えに影響することが知られています。
夜に疲れが取れにくくなる主な原因

原因1:睡眠時間はあっても質が伴わない
厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、成人の推奨睡眠時間が示されています。
目安はおおよそ6〜8時間、少なくとも6時間以上です。
とはいえ、時間を確保しているのに疲れが取れないという声は少なくありません。
これは、睡眠時間という量だけでは、眠りの質までは測れないためだと考えられます。
原因2:頭皮のこわばりが自律神経に与える影響
大正製薬の情報によると、自律神経のバランスが乱れて交感神経が優位な状態が続くと、血管が収縮するとされています。
そのため、頭皮の毛細血管の血流にも影響が及ぶことがあります。
その結果、頭皮がこわばって血流が滞ると、脳が興奮したままの状態から抜け出しにくくなります。
これが、寝つきや眠りの深さにも影響することがあります。
原因3:生活習慣のリズムの乱れ
加えて、就寝直前まで強い運動をしたり、スマートフォンの光を浴び続けたりする習慣も注意が必要です。
これらは交感神経を優位にしやすい要因とされています。
厚生労働省のe-ヘルスネットでは、就寝直前の運動は交感神経の興奮を引き起こすとされています。
そのため、就寝の2〜4時間前までに済ませることが望ましいと紹介されています。
頭皮からゆるめる自律神経ケア3つの習慣

1)入浴で深部体温(しんぶたいおん)をコントロールする
e-ヘルスネットでは、就寝1〜2時間前に40℃程度のお湯に10〜15分浸かることが勧められています。
入浴で深部体温が一度上がったあとゆるやかに下がることで、深いノンレム睡眠が増えやすくなるとされています。
そのため、ぬるめのお湯にゆっくり浸かる習慣は、自律神経を休息モードへ導く助けになります。
2)朝の光を浴びて体内時計を整える
朝日を浴びることは、体内時計をリセットし、夜の自然な眠気につなげる習慣として紹介されています。
さらに、日中は交感神経を適度に働かせることも大切です。
夜になるにつれて副交感神経へと切り替わっていく、そのメリハリを意識してみましょう。
3)頭皮をやさしくほぐす時間をつくる
そこで、頭皮のこわばりをゆるめる時間を意識的につくることも一つの方法です。
指の腹で頭皮を優しく動かすようにマッサージすると、こわばった部分がゆるみやすくなります。
ただし、力を入れすぎるとかえって緊張を招くこともあるため、優しい圧を心がけましょう。
ドライヘッドスパで期待できる変化

頭皮の緊張をやさしくほぐす
ドライヘッドスパ専門店 nidoneでは、頭皮を中心に、こわばった部分をゆっくりとほぐしていく施術を行っています。
そのため、強い刺激を与えるのではなく、じんわりと圧をかけながら頭皮を動かすことで、こわばりがゆるんでいく感覚を得られます。
副交感神経が働きやすい状態へ
例えば、施術中に呼吸が深くなったり、体の力がふっと抜けていったりするお客様も少なくありません。
これは、副交感神経が働きやすい状態に近づいているサインとも考えられます。
つまり、頭からゆるむことで、日中優位になりがちな交感神経から、休息モードへの切り替えをサポートします。
施術の流れ

nidoneでの施術は、以下の流れで進みます。
その日の体調や気になる部分を確認します。
こわばりの強い部分を丁寧に確認します。
頭皮を中心に、心地よい圧でほぐしていきます。
呼吸や体の感覚を確かめながら、ゆっくりと施術を終えます。
※施術範囲・時間はコースにより異なります。
自宅でできるセルフケア

朝:日光を浴びて体内時計をリセット
起きたらまずカーテンを開けて、朝の光を浴びる習慣をつくりましょう。
また、厚生労働省の睡眠ガイド2023でも、日光を浴びることが快眠につながる習慣として紹介されています。
日中:カフェインの摂取時間を意識する
次に、カフェインは1日400mgまでを目安に、夕方以降は控えるのが望ましいとされています。
そのため、コーヒーや緑茶を習慣的に飲む方は、摂取するタイミングを見直してみましょう。
夜:スマートフォンの光を控える
就寝前にスマートフォンやタブレットの画面を見続けると、交感神経が刺激されやすくなります。
そこで、寝室に持ち込まない、または就寝1時間前には手放すなど、自分に合ったルールを決めておくと実践しやすくなります。
よくある質問

Q1.睡眠時間は足りているのに疲れが取れません。何が原因ですか?
睡眠時間という量が足りていても、自律神経の切り替えがうまくいかず、体が深く休まっていない可能性があります。
また、頭皮のこわばりや生活リズムの乱れが影響していることもあります。
Q2.ドライヘッドスパはどのくらいで変化を感じられますか?
個人差はありますが、施術中に呼吸が深くなる方は少なくありません。
体の力が抜けていく感覚を得られる方も多くいらっしゃいます。
そのため、継続して受けることで、変化をより感じやすくなる傾向があります。
Q3.頭皮マッサージは毎日した方がいいですか?
毎日少しずつ、優しい圧で行うことが望ましいとされています。
ただし、強い力でこすらず、指の腹でゆっくり動かすように意識してみてください。
Q4.カフェインはどのくらいの時間までに控えればいいですか?
厚生労働省の情報では、夕方以降のカフェイン摂取は控えることが推奨されています。
また、個人差があるため、ご自身の体感に合わせて調整してみてください。
Q5.施術中に眠ってしまっても大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。
むしろ、眠ってしまうほどリラックスできている証拠でもあります。
つまり、体が休息モードに入りやすい状態と考えられます。
実際のお客様の声

最後に、実際にnidoneをご利用いただいたお客様の声をご紹介します。
「6時間は寝ているはずなのに、朝起きても頭が重かったんです。施術を受けてから、頭が軽く感じられるようになりました。」(30代・女性)
「頭のこわばりに気づいていませんでした。ほぐしてもらったあと、呼吸が深くなった気がします。」(40代・女性)
「施術中に眠ってしまうくらいリラックスできました。夜の寝つきも少し変わった気がします。」(20代・女性)
「毎日スマホを見てから寝ていたのですが、施術をきっかけに夜の過ごし方を見直すようになりました。」(30代・男性)
まとめ:頭皮から整える自律神経ケア
このように、睡眠時間を確保していても疲れが取れない背景には、自律神経の切り替えや頭皮のこわばりが関わっていることがあります。
そのため、入浴や朝の光、就寝前のスマートフォンとの付き合い方など、日々の小さな習慣を見直すことが、休息モードへの切り替えを助けてくれます。
さらに、頭皮からアプローチするケアも一つの選択肢です。
nidoneで、頭から軽くなる感覚をぜひ体験してみてください。
参考リンク:
・健康づくりのための睡眠ガイド2023/厚生労働省
・快眠と生活習慣/厚生労働省 e-ヘルスネット
・頭皮の血流をよくするマッサージ/大正製薬
眠っても疲れが取れないことに悩んでいる方こそ、ぜひ一度、脳から整えるドライヘッドスパを体験してみてください。
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この記事を書いた人
森田(Dry shampoo Spa nidone チーフセラピスト)
森の中のような空間で、心と身体の疲れにそっと寄り添う施術を行っています。
筋膜リリースや頭蓋骨アプローチを取り入れたドライヘッドスパを専門とし、
眼精疲労・不眠・自律神経の乱れなど、慢性的な不調にお悩みの方に向けて、日々施術を担当。
これまでにのべ8,000人以上のお客様を担当し、「記憶がないほど眠れた」「視界がクリアになった」といったお声を多数いただいています。
セラピスト向けの講習会や技術指導にも携わり、確かな経験と理論に基づいた施術を大切にしています。
お客様一人ひとりに合わせたケアを、感覚と知識の両面からご提供しています。
